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ホームページ制作の相場は?値段は適正?見積・提案はどこを見る?

公開日: : 最終更新日:2013/05/11 ホームページ制作 ,

2日前に話を戻します。
ホームページを制作業者に発注するにあたって、予算をごまかして伝えるな、という話をしました。
もちろんそうはいってもぼったくられるのは嫌です。
私もかつてはバックパッカーで、インドあたりで10円の自転車タクシー代を10分以上粘って5円に負けさせることに情熱を傾けたりしてたのでよく分かります。
勝ち誇った気分でしたが、今にして思えば5円得しただけです。そのあとヨーロッパに渡って近くまで100円のバスに気軽に乗ったりしてるので意味不明です。
ちなみに5円に負けさせたドライバーには降りるときにチップで3円くらいあげたところ、これだけ値切った客がくれたのがよっぽど意外だったのか大喜びしてました。
10円素直に払って乗ってもここまで感謝されなかったでしょう。合計8円で大喜び。おっちゃん最初の値段からそれでも2円安なっとるやん。
同じだけのものを出すにしても、期待値を下げておいてその上を与える、というのはいろいろ応用できそうな交渉術だとこの時学びました。

話がすっかり逸れたけど制作の予算の話。

制作予算の伝え方。制作会社に聞くこと。

先述したとおり、ぼったくりを恐れて少額で伝えてしまうと、制作業者はその金額で実装できる範囲内でしか設計ができなくなってしまうので、目的に合った内容を備えたホームページにできなくなる可能性が増えます。
結果、ぼったくりこそ回避できたけれど、目的を果たすためには実力不足のホームページが完成してしまい、意味をなさなかった。お金をドブに捨てることになってしまった、ということが起こります。
まずは正確に予算、希望、目的を伝えましょう。
業者の方でヒヤリングシート的なものを持っていて、それに沿って話ができるところもあると思いますが、その場で考えてもいい情報は与えられないでしょうから、事前に伝えるべきことをまとめておいた方がいいでしょう。

こちらからは業者に対しては、可能であれば過去の制作実績、そのサイト制作のどの部分に携わったのか(特に大規模なものになればなるほど、他業者と協業して作ることもあるので)、ということを聞いてみるといいです。
制作事例を示してもらう場合は、見た目のかっこいいデザインがどうのこうの、というところは無視。
いくらなんでもひどすぎるだろ、、、というレベルであれば見合わせた方がいいかも知れませんが、見た目のかっこよさに気を取られ過ぎると、自分の作ろうとしているサイト、その目的に合っているか、という最も大事な観点がおろそかになりがちです。
例えばFLASHのムービーでギュンギュン動いてスタイリッシュなデザインを見せられると素人目にはすごい、この人天才!と思えてきます。実際かっこいいことは確かです。
ただ、得てしてこの手のサイトは動き、デザインのかっこよさを追求するあまり、一番伝えるべき文章での情報提供が欠けていたり、どこから申し込んだらいいのかよく分からなかったり、そういう部分に不備があることが多いです。
お客さんの視点から見ると、かっこよかった!という印象だけが残って、それでこのサイト、いったい何のサービスだっけ?となります。
サイト制作の目的が、例えばファッションブランドサイトなどで、かっこいい!というイメージを伝えることこそが目的であればこれでいいのですが。
いずれ説明しますが、SEO(検索からサイトへの導入を図ること)上もかなり不利です。

「かっこいいデザイン」を評価から外して、さてどこに注目すべきか。

まさに今からあなたが頼もうと思っていることと同じ話を聞きます。

そのサイトを制作するにあたって客の要望はどうだったのか。何を目的とするサイトだったのか。ざっくり予算はどのくらいの規模なのか。
それに対してどんな機能、デザイン、構成で対応したのか。
守秘義務もあるので根掘り葉掘り聞いても全部答えてくれるわけではもちろんありませんが(むしろベラベラ喋りすぎる業者は逆にアウトですね(笑))、計画の概要とその業者がどういう考え方でサイトを設計しているのか読めます。
こっちは素人ですので恥ずかしがることはないです。よく分からない横文字とか、専門用語が説明に出てきたら遠慮なく聞きましょう。
専門用語並べ立ててるだけで要領を得ないのはごまかしたいだけかも知れません。
これでその業者の問題解決能力が見えてきます。
ここがサイト制作のキモと言っていいです。この人の作り方なら、自分が思い描くサービスのホームページをイメージ通りに作ってくれそうだ、と感じられたらいいのではないかと思います。

それに合わせて業者からは大まかなサイト構成・スケジュール・金額の見積が出てくると思います。
中には完成形をイメージしやすいようにラフデザイン・レイアウト案なんかを出してくれることがあるかもしれません。

相見積を取るとしたら?

信頼できる人からの紹介とか、そもそもぼったくりの危険のなさそうな相手なら、伝えた予算の範囲内で検討してくれた内容を検討して、発注すべきか否かを判断しましょう。
そうでない業者、自分で見つけてきた業者だったり、向こうから売り込みに来た業者だったりする場合。
提案された構成が自分の思い描くサイトに合っていないと感じたら、どれだけ安くてもお断りしてしまって問題ないですが、提案内容自体は問題ないとします。
あとは値段がはたして適正かどうかが気になりますね。その構成ならもっと安くできるのではないのかとか、こっちが用意した予算ならもっとよくできる余地があるのではないかとか。
ちゃんとした提案を持ってくるところは自分の価値に合った適正価格を出してくることが多いと思いますが。

ここが判断できない場合は、やはり複数の業者に話を聞いてみるのがベストでしょう。
見積を出すにはそれなりに設計や工数計算など、それだけですでに仕事が発生しているので、制作側の立場からすると安易に見積もりを頼まれるのも正直いやなものですが、発注側の立場からはそうも言っていられません。
むしろ見積有料と言われても相見積を取る価値はあると思います。そこが有料ということはそれなりにちゃんと時間をかけて目的にあったサイトを検討してくれている、ということを意味しますから。いい設計を作れない業者は見積だけで金は取れないでしょう。

相見積を取るというのはそんなわけでいい手だと思います。
相見積を取る場合は、最初の業者に伝えたのと同じように、こちらの予算、要望、目的、その他情報を的確に提供します。
最初の業者が作ったサイト構成に納得しているのだけど、いくら何でも値段が高すぎるのでは?と思って、一つ目の業者の提案内容をこっそり伝えて相見積を取るやり方もあるかと思いますが、単純に値段だけを比較するようなやり方はやめてください。
次の業者がその構成を安く出せたとしても、それはすでに一つ目の業者が考えた構成案があるからかも知れません。
構成案の基礎を検討する仕事を一つ目の会社にタダ働きさせて、二つ目に安く発注する、というモラル的な問題を置いても危険が伴います。
二つ目の会社は制作の実作業自体はできても、目的に合わせたサイトの設計が実は苦手なのかもしれません。その部分は見積の段階で腕を見ていないので、できるかできないか、未知数なのです。
ベースは一つ目の業者に設計させていますが、もちろんこれで完成ではなく、発注後にこの基本設計をさらに磨き上げていかなければならないのは当然ですが、設計能力が2番目の業者に乏しければそこでサイトの品質が落ちてしまいます。

そんなわけで、相見積を取る場合は二つ目の業者にも、一つ目の業者にしたのと同じ形で話をし、決して値段だけではなく提案内容を見比べてください。
あなたのサイトの目的を達成するために各社が考える構成・使う技術は、それぞれ得意分野も人員も違うので異なります。値段は変わって当たり前と言えます。
たとえ高くても許容できる予算内であれば提案に得心のいった方に発注すると吉です。

安く出してくる業者には安いなりの理由があります。ただ安さを売りにしているだけなら安物買いの銭失いになる可能性が大です。
そもそも目的に合ったサイトを設計するつもりはなく、過去に作ったことのある別のサイトの構成をそのまま流用して設計にかかるコストを下げているだけかも知れません。

相場観が知りたければ、制作者の技量レベル、人員、工数を聞いてみて、それだけのスタッフにその時間仕事をさせるのに、人件費はいくらかかるのか、という考え方で値段を想定してみるのもいいかと思います。自社でその人数と時間かけて仕事したらいくらくらい貰わないと割に合わないなぁ、とか。

もう一つ、値段が高くなっているケースがあります。制作会社との間に代理店が入っている場合です。
当然代理店のマージンが料金に載ってくるわけですが、だからと言って即アウト!というわけではありません。
制作会社に設計能力がなく、そこを代理店がカバーしていることもあります。もしくは複数のデザイナーであったり、プログラマーであったりを代理店が統括しているのかもしれません。
このような場合だと、制作業者と直接取引した方が当然安く上がることは事実ですが、サイトの設計や業者間のスケジュール調整などもこちらでやらなければいけなくなりますから、代理店マージンは適正、ということになります。
制作会社にそれだけのサイト設計能力があるのか?代理店にその機能。進捗管理能力があれば適正。
それもなくて、丸投げしてるだけだとしたら、確かに無駄な費用ということになっちゃいますね。
あとは載ってる手数料を許容できるかどうかは、その代理店さんとの関係がどうこうという経営的な判断になろうかと思います。

すぐ続けるかは不明ですが、この話の続編は、いざ発注した後に制作会社とはどんなやり取りをしていくの?という話にしようかと思います。

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