ホームページとwebサイト。違いってあるの?
すでに私のブログ内でも表記が混在している「ホームページ」と「ウェブサイト」。
何か違いはあるのでしょうか?
まず、「ウェブサイト」。いや、「ウェブページ」の説明をします。
ウェブサイトって?
「ウェブページ」とも、アルファベットで「webページ」「WEBページ」とも書いたりしますが、これはインターネット(ウェブ)上に公開されているページ全般を指します。
今皆さんが見られている私のブログのこの画面、これもウェブページです。
「インターネット(ウェブ)」と書きましたが、正確に言うとこれも間違いです。インターネットとウェブはまた違うものですが、話がややこしいのでここはいったんごっちゃにしときます。実は違うとだけ覚えておいてください。
ウェブに公開されているページだからウェブページ。単純ですね。
ウェブに公開されているということは、インターネットに接続できる環境であれば基本的には世界中の誰でも、どこからでも見られることを意味します。実際に私のブログを地球の反対側のアルゼンチンの人が見たりすることはほぼゼロですが。可能性としてはあるわけです。
「基本的には誰でも」と書いたのは、会員限定でログインしないと見られないこともありますし、パソコンの画面には公開していても携帯には公開していないページ、とかもあるからです。
「ウェブサイト」というのは「ウェブページ」の集合体です。
このブログですと、直近5日分の話が並んでいるトップページがあり、話のカテゴリごとにまとめたカテゴリーページがあり、コメントを入れられる枠を付けた話の個別の画面があり、といくつもウェブページがあるわけですが、これすべてひっくるめてウェブサイトです。このウェブサイトに対して私は「サルでもわかるwebサイトの作り方」という名前を付けています。
今日は実は金曜日に書いた話を日曜日に公開する設定にして、実際は作業をせずにこちらの温泉にいるのですが
箱根湯本温泉・玉庭
ココを例にするとリンクした先のトップページがあり、お料理のページがあり、お部屋のページがあり、交通案内や予約のページがありますが、全部ひっくるめて玉庭さんの「ウェブサイト」です。
今は画面の右下の方に「旅色5月号」というバナーリンクがありますが、これをクリックした先はまた別の「旅色」さんのウェブサイトですね。
同じ例を私のブログで言うならば、AdSenseの広告をクリックしていった先は私のウェブサイトとは別の、広告主さんのウェブサイトです。
この1週間で制作会社に制作を発注するときの話を書いてきていますが、要するにこれらは「ウェブサイト」の制作を発注するお話です。
じゃあホームページって?
そうは言いながら、このところの話には「ウェブサイト」ではなくて「ホームページ」と私は書いています。時々「ウェブサイト」と言っていますが。
正確に言うと、一連の話では「ウェブサイト」というべきで、「ホームページ」という言葉を使うのは誤りです。
「ホームページ」というのは本来ブラウザ(皆さんが今これを見ているInternet ExplorerだったりiPhoneのsafariだったりです)を開いた時に、最初に表示される画面のことです。
もしパソコンに最初からついているInternet Explorerで、特に何も設定せずに使っているのならmicrosoft社が運営している検索サイト「bing」の「ウェブページ」が表示されると思いますが、その場合はこれが「ホームページ」です。
マンガ喫茶とかでインターネットを見ようとすると最初にそのマンガ喫茶の「ウェブページ」が表示されることが多いですが、それもその環境にとっての「ホームページ」です。
ちなみに私の場合は「ホームページ」が最初に表示されるのは嫌で空白画面が表示されるように設定していますので、「ホームページ」がありません。つまり、人によって、ウェブの閲覧環境によって「ホームページ」は異なります。
あと一つはfacebookなど、会員登録+ログインをして使う「ウェブサイト」の場合、ログインして最初に表示される画面のことを「ホームページ」とする言い方もありますがこれも正解のようです。
なのですが、実際にこれら意味で「ホームページ」が使われることは少ないです。
特に前者の意味で使われることは少ないです。
ウェブサイトの説明を読んでる間に、「あれ?それってホームページのことじゃね?」と思われたかも知れませんが、その通りで、世間一般には、とりわけインターネットに詳しくない人ほど「ウェブサイト」や「ウェブページ」のことを「ホームページ」と呼びます。要するに誤用なのですが、むしろこっちの方が市民権を得ている感があります。
私含め仕事としてウェブサイトに関わっている人や、アマチュアでもインターネットに詳しい人は「ホームページ」をこの意味で使うことはありませんが、世間的にホームページの方が通りがいいので話を分かりやすくするためにあえて「ホームページ」と言ったりします。こういうのはどこの業界でもあるかと思いますが。
専門的には正しい用語でも、相手に伝わらなければ意味がありませんから。
そんなわけで先週はあえて「ホームページ」と「ウェブサイト」を混用してましたが、来週からは正式な言い方をします。
「ホームページ」の話をすることはほとんどないかと思いますけどね。
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